【南島研】第29回南島研セミナーを開催しました!


南島文化研究所では、第29回南島研セミナーを開催しました。学内、学外からご参加いただきありがとうございました。

【第29回南島研セミナー】

■テーマ:
Vitality and Language Planning of Minor Insular Languages in Europe -- Lessons from and Message for the Ryukyus
ヨーロッパの島々にある少数話者言語の生命力と言語計画――琉球から学ぶこと、琉球に伝えたいこと

■講師
トマシュ・ヴィヘルキェヴィッチ Tomasz Wicherkiewicz
(アダム・ミツキェヴィッチ大学/北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター客員教授)

■プロフィール
トマシュ・ヴィヘルキェヴィッチ。アダム・ミツキェヴィッチ大学(ポーランド、ポズナニ市)文学部教授。同学言語政策・マイノリティ研究科長を兼務。2018〜2019年に北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター客員研究員として在外研究。専門は言語学、社会言語学、特に言語政策、言語計画、危機言語の再生と記述、書記体系の社会言語学など。

■コメンテーター
石垣 直(南島文化研究所所員)

■司会
西岡 敏(南島文化研究所副所長)

■概要
本報告では、ヨーロッパにおける幾つかのマイナーな島嶼言語の社会言語学的、地政学的および歴史的状況に焦点をあてる。これらは統合的および区別的言語計画の興味深い事例であり、それらは必ずしもトップダウン/ボトムアップ的なアプローチと軌を一にするものではない。地理的な位置づけゆえに、島嶼言語は言うまでもなく不連続的な言語圏として発展するが、さまざまな異なる言語政策は言語(ミクロ)アイデンティティと言語(ミクロ)イデオロギーの集団を異なったものにする。本報告では、その事例としてバレアレス諸島(スペイン)、フェロー諸島(デンマーク)、フリジア(オランダ/ドイツ)、マン島(イギリス)の諸言語を扱う。また、言語計画の諸問題および民族言語学的な生命力の観点から、琉球諸語との類似点・相違点についても概観する。



  

  








《参加者の感想》アンケートより一部抜粋 
・少数言語を残すため、世界のいたるところで頑張っている事実を知ることができた。沖縄のしまくとぅばを子供や孫たちに教え、後世にぜひ残してほしい。

・ヨーロッパにおいて「方言札」が使用されていたことを知り、戦後少数言語が衰退したのは沖縄と似ていて、興味深く感じました。

・トマシュ先生が自分の育った地域の言語の復興を子供達の劇を通して熱心に語ってくださったことが印象に残りました。

・言語復興はトップダウンでは成功しないという話がとても印象的でした。地域にどれだけ行政の人が入って地域に根差すかが大事だと思いました。

多くの皆様のご参加、誠にありがとうございました。

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